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コロナショック

コロナショック

山田 順 著
定価 980円
(本体 891円+税10%)
※電子書籍の価格は各販売ストアにてご確認ください。
発売日 2020-06-08
仕様 新書判/264P
ISBN 978-4-295-20007-9
経済か命か。「世界大恐慌」再来!  中国・武漢発の「コロナショック」は、一九二九年の「世界大恐慌」以上の恐怖と経済危機を地球規模で招いている。 新型コロナウイルス感染症の世界的大流行(パンデミック)は中国依存化したサプライチェーンが享受した利益に対する反動でもある。 コロナ禍はいつ収束するのか? 世界経済、日本経済は今後、どうなるのか?  コロナショックで判明した構造問題を国際取材経験豊かなジャーナリストが緊急分析! ・緊急事態宣言解除―第2波、第3波はいつ来るのか?  ・世界的「治療薬&ワクチン」開発競争 ・WHOvsトランプ戦争―再燃した「武漢ウイルス研究所」説 ・なぜ日本はコロナ封じ込めに失敗したのか? ・コロナ制圧に成功した国、失敗した国 ・日本を「焼け野原」にした戦犯―政治・官僚腐敗、専門バカ会議 ・消費増税失敗、数字改竄経済、官制株価、年金崩壊 ・中央銀行債務莫大、インフレ、金利高騰リスク ・グッバイ・チャイナ―米中「覇権戦争」の行方 ・100年に1度、スペイン風邪の教訓

目次

はじめに 

第一章 対コロナ戦争、戦いは短期か長期か?

ゴールドマンサックスの顧客向けレポート
国民がどんどん死んでいくのに耐えられない
感染拡大を収束させるための二つの方法
集団免疫による収束は本当に可能なのか?
投資家が望むのは「早期収束と第2波なし」
あと三年続くのか?「スペイン風邪」の教訓
ペストの蔓延で人類は人口の多くを失ってきた
二〇世紀以降はインフルエンザが猛威を振るった
ペストの蔓延がルネサンスを用意した
ポストコロナはいままでと違う世界になる

第二章 未来を救うワクチン、クスリ、検査キット

コロナウイルスはありふれたウイルス
インフルエンザワクチンはほぼ効果なし
治療効果は期待薄だが重症化を防ぐ効果はある
実用化までにどれくらいかかるのか?
米中で熾烈を極めるワクチン開発競争
先を急ぐ英オックスフォード大学チーム
効果が期待できるとされる3つの既存薬
新薬、ワクチンへの繋ぎとしての既存薬
簡易検査キットが社会と経済を救う
PCR検査も進化し唾液で簡易検査が可能に

第三章 ウイルスは人工的につくられたのか?

トランプ「チャイナウイルス」発言の真意
海鮮市場のコウモリからヒトに感染した
なぜ中国は、武漢を全面封鎖したのか?
ウイルスめぐる北京とワシントンの非難合戦
「ワシントン・ポスト」紙が口火を切った
動物由来か?人工か?どちらにも確証がない
なんとノーベル賞学者「人工説」を唱えた
モンタニエ博士はいわく付きの人物だった
「人口説」「生物兵器説」が立ち消えた理由
武漢で開催された「世界軍人オリンピック」
アメリカ人の三割が「人工説」を信じている
  
第四章 ウイルスは世界政府樹立への布石

ウイルス は「NWO」によってバラ撒かれた
陰謀論の首謀者は大富豪のビル・ゲイツ氏
ビル・ゲイツ氏「ありがとう」動画が大炎上
トランプ支持の極右が陰謀論をつくった
ポストコロナ世界は「新しい中世」になる
「新しい中世」は「グローバル階級社会」
陰謀論は一般庶民の傷ついた心を癒す

第五章 コロナ制圧に「失敗した国」「成功した国」

イタリアの初動は意外にも早かった
段階的なロックダウンが感染拡大を招いた
医療崩壊で「命の選択」を迫られた現場
高齢化と家族同居で家庭内感染が進んだ
トランプの無知と認識の甘さが招いた悲劇
なぜニューヨークは「感染爆発」したのか?
圧倒的に初動が早く的確だった台湾
優秀な人材のおかげで感染拡大は防げた
検査とトリアージの徹底で成功した韓国
世界一の検査数アイスランドの徹底ぶり
緊急事態宣言が遅れたフィンランド
子供たちに直接語りかけた女性閣僚たち
「集団免疫」目指すスウェーデンのギャンブル
東アジア、とくに日本はなぜ致死率が低いのか?
ウイルスは変異し中国型と欧米型に別れた

第六章 なぜ日本は封じ込めに失敗したのか?

国内感染者が出ているのに中国人ウエルカム
対策本部を設置しても会議はたった10分
「ダイヤモンドプリンス」号の検疫で大失態
アメリカも英国も日本を批判する立場にない
寄港前夜にダンスパーティが行われていた
本当は封じ込めに成功していたという調査結果
海外渡航の禁止を打ち出せなかった政府
突然の学校休校と具体策なき首相会見
東京オリンピック開催をめぐるドタバタ
遅すぎた緊急事態宣言と空っぽの経済対策
医療の基本は「早期発見、早期治療」
感染データ独占のために検査数を絞ったのか?
“省益”を優先して自分たちの検査にこだわる
なぜ無能官僚が国を仕切るようになったのか?
政治家の劣化を招いた小選挙区制
まったく無意味な感染者数の比較報道
政権批判を忘れ事実を報道しないメディア
メディアで信頼できる人間は誰か?

第七章 日本を「焼け野原」にした戦犯たち
  
一家に二枚の「アベノマスク」で信頼失墜  
「動画コラボ」で“自宅くつろぎ”を見せ大炎上
自粛要請中に仰天の花見会、団体旅行
「アベノマスク」「コラボ動画」の発案者
安倍首相を裏で操るという“影の総理”
「世帯三〇万円」が「一律一〇万円」なったわけ
危機管理能力、見識を問われた厚労省トップ
危機感ゼロだった厚労省のトンデモ官僚たち
「クラスター」などの専門用語で煙に巻く
PCR検査に関しての苦し紛れの言い訳
もっと合理的な二一世紀型の対策がある
昭和の懐メロみたいな昔風の対策に固執

第八章 日本を後進国にした虚飾のアベノミクス

「オンライン授業」「テレワーク」ができない
給付金、休業補償が遅すぎるのはなぜか?
女性リーダーがコロナ封じ込めに成功した
世界でもダントツの「女性差別」国家
一生懸命働いているのに給料が上がらない
安倍政権の七年間をざっと振り返る
「三本の矢」とはなんだったのか?
「一億総活躍社会」で死ぬまで働くことに
世界でも類を見ない低成長を更新し続けた
「地球儀俯瞰外交」で世界中にバラマキ
就任前の押しかけ訪問パフォーマンス
トランプのATMになってしまった日本

第九章 ポストコロナで日本は国家破産

経済成長率マイナス二〇〜三〇%もありえる
コロナ収束後に日本は「焼け野原」になる
国債の無制限購入という「コロナ緩和」
株式市場は五頭のクジラによる「官制市場」
日本はより強固な「社会主義国家」になる
GPIFが年金積立金運用で過去最大の損出
この非常時に「七五歳年金法案」が国会審議
やがて「円」が暴落するときがやってくる
円安に賭けたウォーレン・バフェット氏
国民から取るだけ取って借金を返す
財産税で貧富の差を問わず資産を没収
本当のポストコロナは国家破産後に訪れる

第一〇章 金融バブルの崩壊と第二次大恐慌

英国の有名な童話『三匹のくま』の教訓
なぜ、「適温相場」は崩れるとされたのか?
「ミンスキー・モーメント」(バブル崩壊)の到来
経済予測はことごとく外れるだろう
アメリカ経済は今後どこまで落ちるのか?
社会を底辺から支えるギグエコノミーの崩壊
株価再暴落と金融崩壊で「第二次大恐慌」に

第一一章 できるのか「グッバイ・チャイナ!」

反グローバル化で国境は閉じられる
グローバル化を止めれば経済成長も止まる
先に経済再開した中国がアメリカを逆転する?
医療分野で中国に依存してきたアメリカ
中国に「コロナ蔓延」の責任を取らせる
「中国寄り」のWTOを拠出金の停止で脅す
トランプ政権の危険な「国際機関」離脱戦略
超党派で議会をあげて中国に対抗する
アメリカばかりか欧州諸国も中国に反発
「脱中国」「中国封じ込め」が進んでいく
集団免疫ができるまで経済は回復しない


おわりに











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